番組審議会報告

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第557回番組審議会 2021年5月12日

557回番組審議会(2021512日)は、新型コロナウイルス感染拡大が続いていることから、委員全員が集まっての会議は開催せず、各委員がリポートを提出する「書面審議」とした。

審議議題番組『マルっと!』
2021年4月28日(水)16時50分~19時00分

出席(リポート提出)委員(順不同・敬称略)

菊森 淳文
田崎 智博
柴田 守
石川 由香里
近久 宏志
大川 綾
内田 輝美
相本 倫子

以上 8

欠席委員(順不同・敬称略)

なし

審議の概要(委員からの主な意見)

・スタジオのセットの印象が、リニューアル前のバラエティ番組のようなものから、ニュース番組的なものになり、見た目の安定感がある。
・男性気象予報士が番組全体を通じて参加し、コメントをする形を「マルっと!」の特色の一つとするのであれば、それもよいのではないかと感じた。
・「新型コロナウイルスの疑問に答えるコーナー」は、緊張感が緩みつつある時期にタイミングよく専門家を迎え、直接回答してもらうというベストな企画で、とてもわかりやすい説明だった。
・娯楽要素のものからニュースまで幅広い構成で見ごたえがあった。
・「大原さんのてくてく御朱印散歩」のコーナーは、大原さんの出会った人との会話などが、ゆったりほのぼのした時間を演出することにつながっていたと思う。地図で歩いた道を振り返る構成も親切だと感じた。
・「新型コロナウイルスの疑問に答えるコーナー」について、内容については目新しいものがなく、単に市民への行動自粛を促す内容にとどまっていたのが残念。医療の専門家からしか聞けないような話というものがあるはずだと考える。
・「大原さんのてくてく御朱印散歩」のコーナーは、タイトルに「御朱印」とまで入れているので、冒頭で、御朱印とは何か?の説明が毎回あってもいいと思う。
・情報番組のコーナーのロケは、「不要不急」に分類される可能性はないのか、テレビは特別でいいのか、とどうしても考える。番組の後半に「コロナ特集」があり、「ステイホーム」や「いつもの人と過ごすこと」が呼びかけられていることとの整合性は大丈夫なのかと感じた。

また、あわせて書面審議では、新型コロナウイルス関連報道や番組に関しても意見を求めた。

・映像の力がものを言うと思う。コロナのいま、長崎のいまを、テレビらしい方法で伝えて欲しい。
・番組の価値とは行政からのプレスリリースに対し補足情報をどれだけ上乗せできるのかという点にもあるのではないか。コロナについても、もっと違う報道の形があるように思う。医療機関や行政の意向に従い、自粛のお願いをすることだけが報道機関の役割ではないと思う。
・困っているが、声をあげることができずに潜在している弱者も必ずいる、その現状を丁寧に描き出して、救援施策につなげるような取材に期待する。
・最近、新型コロナウイルス感染症に伴う偏見や差別への注意喚起が少なくなったように感じる。地域の人との繋がりが強い地方だからこそ、偏見や差別への注意喚起を継続してほしい。

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