番組審議会報告

ホーム番組審議会報告第559回番組審議会 2021年7月14日

第559回番組審議会 2021年7月14日

第559回番組審議会は、2021年7月14日にテレビ長崎本社で開催され、下記の番組についての継続審議を行い、災害報道についての意見を聞いた。

審議議題番組『忘れない ~普賢岳噴火災害30年~』
2021年5月25日(火)*19時00分~19時54分
「災害報道」についての意見

出席委員(順不同・敬称略)

菊森 淳文
田崎 智博
柴田 守
石川 由香里
近久 宏志
大川 綾
内田 輝美
相本 倫子

以上 8名

欠席委員(順不同・敬称略)

なし

審議の概要(災害報道についての委員からの主な意見)

  • 雲仙普賢岳の噴火災害での災害報道の教訓を今後KTNの社内でどのように引き継いでいくのかを考えるべきである。
  • 災害報道の過熱ぶりについては、時に目に余る。被災した人がどのような気持ちで見ているかを考えることが大事だと思う。
  • 災害については、自然災害にしても、人的な要因がある場合にしても、全く同じものはなく、取材について冷静に判断をするための柔軟性を持たせたルール作りなども必要ではないか。
  • 現場の近くにいた一般の方などからの提供映像を使って災害を報道することが増えていると思う。提供映像については、誰がどのような状況で撮影したのかなど、慎重に調べた上で報道に使用するべきだと考える。
  • 雲仙普賢岳の災害報道の教訓は、火砕流の撮影ポイントだった「定点」での過熱報道だけではなく、他にも学ぶべきものがあると思う。定点の問題だけとしてしまうのは寂しいと感じる。
  • ルールやマニュアルを作ればいいということではないと思う。お行儀の良い報道だけでは、見えないもの、聞こえないものがある。考え続け、悩み続けることが大事ではないか。
  • マスコミは、防災システムの一翼を担い、大きな役割がある。復興につなげる災害報道であってほしい。
トップへ