番組審議会報告

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第594回番組審議会 2025年2月12日

第594回番組審議会は、2025年2月12日にテレビ長崎本社で開催され、下記の番組について審議を行った。

審議議題番組 New Year ながさき2025 ~ミライのかたち~
2025年1月2日(木) 14時30分~15時25分放送
審議議題番組 みジカなナガサキ
2024年12月4日(水) 23時28分~23時34分放送

出席委員(順不同・敬称略)

田崎 智博
内田 輝美
近久 宏志
吉井  剛
藤岡良規
河村 有教
北村 由香
樋口 聡子
以上 8名

欠席委員(順不同・敬称略)

なし

審議議題番組 New Year ながさき2025 ~ミライのかたち~
2025年1月2日(木) 14時30分~15時25分放送

審議の概要

  • これから長崎のまちをどう持続的に発展させ、受け継いでいくか、大事な命題みたいなものが通底にあり、そのテーマ付け、意義付けがされていて、大事なメッセージが込められたいい番組だと感じた。
  • 行政の話が続くと退屈になるが、市長や経営者の堅めの話がずっと続いたところに、羽田美智子さんが登場し、柔らかな口調で、市井の人とまったりとしたやり取りをする。今度は脚本家の金沢さんの少しとがったコメントなどで盛り上げて、その後もう1回ソフトな羽田さんに戻る。ストレートがあり、変化球ありの緩急があったので、1時間スッと見ることができた。
  • 全体的に長崎の課題を示しながらも、明るい未来が待っているというメッセージが伝わった。司会もソフトで、大学の准教授とタレントのやり取りも落ち着いた口調で、新年でうるさい感じの番組が多い中で、ほっとしながら見られる番組だと感じた。
  • 長崎県の未来を語るのに、なぜ知事が登場しないのか。長崎市長、佐世保市長、大村市長と出て、諫早市長は出ない。選挙が近いからかと思ったが、第3の都市が出てもいいのかなと思った。市長が難しければ副市長などに出ていただく方法もあると思う。
  • 大きなコンセプトとして「長崎の未来を考える」というのは分かるが、年度ごとにそのコンセプトも具体化されたり、違う形に移行すると思う。2025年のコンセプトが何なのか、視聴者が認識、理解できるような内容にしてほしい。
  • 良くも悪くもきっちり出来上がっているシナリオを矢継ぎ早に、延々と見せられている印象。行政の長に話を聞くなら、実績アピールのような話より、本当に市民が聞きたいこと、例えば人口流出や経済振興など、長崎に横たわる代表的で大きな課題があると思う。それをテーマごとに整理して、各首長や、(十八親和銀行の)山川頭取の意見など整理して紹介した方が分かりやすいし、視聴者の思考も深まるのでは。
  • 県知事にはぜひ話を聞いてほしかった。
  • 全体的にテーマが多い分、構成が分かりづらく、薄味で散漫な印象しか残らなかった。スタジオの意見も大変、薄味で弱い。毒にも薬にもならない番組という印象。テーマを絞ってそれぞれを深掘りした方が見応えはあるのではないか。
  • 基本的に経済の話が多かったので、一般の主婦や若い方が番組を見てどう思うか。もう少し広い一般の視点の内容があってもよかったのではないか。
  • 長崎と佐世保以外の市町の住民は、自分のまちや首長が出ていないので、まず県知事の話があってから、長崎、佐世保、大村市長の話があった方がよかったのでは。
  • 経済新聞を見ているような印象があり、ニッチな人達向けの番組なのかと思う。
  • 冒頭から堅苦しくなく明るい場所で、スタイリッシュな印象を受けた。見やすさとしては良かった。飾りつけも、正月らしさも何もなく、シンプルで良かった。
  • 「長崎の未来の形」と題名がついているのに、聞くのは長崎市のこと、佐世保市のこと、大村市のこと、長崎全体の未来像は果たしてどこで語られるのかなと思った。KTNがどういうふうに長崎の未来を考えてるのかも、最後まで分からなかった。
  • 前半は堅苦しい感じで進んでいったが、羽田さんが登場したことで、見やすさがぐんと増した。主婦の方達にもすっと入っていく部分ではなかったか。
  • 誰をターゲットにしてるのかは疑問。テーマが散漫になっているかと思った。
  • 大石知事の不在が疑問、意図があったのか。長崎の離島の未来について島の市町の首長に聞いてみたい。
  • 羽田美智子さんのパートは、番組のトーンも変わって、本当に柔らかくなって、非常に良かった。何度もKTNで仕事をしていて、安定感を感じた。
審議議題番組 みジカなナガサキ
2024年12月4日(水) 23時28分~23時34分放送
  • 行政のPR番組で、堅苦しくなりがちな話を解消するため、上手に工夫されている。
  • 漁業の後継者と商店街振興という全国的な課題について、県が取り組む内容を紹介しているが、制度の説明で終わってしまいがちなところを、実際の成功者や取り組んでいる人たちの生き生きとした表情、熱意などを中心に語らせているのが良かった。
  • 動物のアニメがインタビューしている映像で、見ている側からすると、出演者がより生き生きと見え、目立たせる効果も見られて、親しみやすさも演出できる、いい手法だと感じた。
  • 非常に県民にとって重要な番組。長崎県の行政が一体何をしているのか、なかなか県民には分からない。そういう面で県の行政と県民をつなぐ非常に貴重な番組。
  • 初めて見る人もいると思うので、「長崎県の県政を知る」県の施策や取り組みを紹介する内容であることを、毎回、番組冒頭に入れてもいいのではないか。
  • 短い時間でしっかり県の施策や取り組みを分かりやすく伝えていたのではないかと思う。
  • ようやくアニメのキャラクターに慣れ、彼らに愛着を持てるようになってきた。
  • 長崎県の政策評価委員会の委員としていて、毎年、政策を評価しているが、映像で見る方が圧倒的に内容が入ってくるし、実際に研修制度を受けた人の話も聞けるので、県にこの映像を利用するよう提案しようと思う。
  • 商店街の話は、どこも今、アドバイザーを入れて研修のようなことをしていて、目新しさはなかった。諫早の商店街も今、若い方を中心にいろんな仕掛けをしているので、研修の様子ではなく、実際に動いているのも取り上げられたら良かった。
  • いわゆる県政広報番組なので、番組の性格上、県からの注文も多いのだろうと想像するが、その中で、どちらも非常に安定したつくりになっていたと思う。
  • アニメの動物に向かって話をさせているのが、コロナで生まれた知恵と聞いて、なるほどと思った部分もあったが、コロナも終わって、好みが分かれるところがあると思う。
  • 漁業の男性の話は、短い中でも楽しい気分になる、いいなと感じた。表情も生き生きしていて、話すこともしっかりしていた。
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