第606回番組審議会 2026年4月8日
第606回番組審議会は、2026年4月8日にテレビ長崎本社で開催され、下記の番組について審議を行った。
審議議題番組 『みらい応援プロジェクト!ジュニアゴルフファンデーション』
2026年3月22日(日) 16時00分~16時55分放送
出席委員(順不同・敬称略)
田崎 智博
内田 輝美
近久 宏志
吉井 剛
藤岡良規
河村 有教
北村 由香
樋口 聡子
以上 8名
欠席委員(順不同・敬称略)
なし
審議の概要
- 子どもたちの表情が生き生きとしており、ゴルフに触れる楽しさやワクワク感が視聴者にも伝わってきた。クラブを握り、成功と失敗を繰り返す中で見せる笑顔は、こちらまで明るい気持ちにさせてくれるもので、「土台づくり(ファンデーション)」というタイトルの意義にふさわしい映像が多かった。
- 字幕は子どもの発言にほぼリアルタイムで付いていて、要所では要約字幕が表示されており、親切で丁寧な仕上がりだった。
- ゲストのトータルテンボスは、特に最後の質疑応答コーナーで子どもたちを上手く盛り上げ、プロの言葉をやさしく言い換えるなど、場の雰囲気を和ませて番組に大きなプラスをもたらした。
- プロが子どもたちのスイングを一目見て即座に分析し、的確に言語化して伝える指導力が印象的だった。叱らず楽しく教える姿勢も、生涯スポーツとしてのゴルフの魅力を体現していた。
- 書面レポートでは「序盤のレッスンの内容に入り込んでしまい、審議のために見ていることを忘れた」との意見もあり、ゴルフ経験者には深く刺さる番組であったことが確認された。
- KTNとNBCの共同イベントとして継続してきた企画であり、年少ゴルファー人口が県内に相当数いることを改めて示す内容だった。
- 冒頭から「ダフリ」「フェイスを立てる」などの専門用語が続き、初心者・未経験者が早い段階で離脱する構成になっていた。一方、初心者向けの場面に切り替わると、経験者側には物足りなく感じられるなど、ターゲット層が曖昧だった。
- 「なぜゴルフなのか」という入口の説明が不足しており、敷居の高さや費用面のイメージを払拭する導入があれば、より多くの視聴者を引き込めたのではないか。
- ツアープロ以外の出演者も多く、プロの実績や経歴が紹介されないまま「日本一曲がらない男」などのキャッチコピーが繰り返されたため、ゴルフを知らない視聴者には意味が伝わりにくかった。30秒程度でも簡潔なプロ紹介を挿入することが望ましい。
- 「イベントのメニュー紹介 → 参加した子どもの様子 → 子どものコメント(楽しかった等)」の繰り返しで構成されており、メリハリに欠けた。イベント全体の流れを冒頭で簡潔に示したうえで、初心者向けの入りやすい場面から経験者向けの内容へと段階的に移行する構成にすれば、幅広い視聴者が最後まで見やすくなるのではないか。
- 編成枠(ファミリー向けの日曜16時台)と、専門性の高い番組内容との整合性については、今後検討が必要。
- 委員の意見では「全く関心を持てなかった」と「大変楽しめた」に評価が二分されており、ゴルフへの関心度によって番組の受け取られ方が大きく変わる。
- 視聴者が自ら見たいコンテンツを選ぶという現在のメディア環境では、「幅広い層に届けようとして誰にも届かない」リスクがある。特定の層に深く刺さる番組づくりという方向性も、今後の制作の選択肢として有効。
- 今回の審議対象選定の背景として、今後も継続が見込まれる番組であることから、「置きどころ(編成枠)」「つくり方(構成)」「ターゲット設定」の見直しに向けて、委員の率直な意見を聞くことを目的としていたことが事務局より説明された。


