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第608回番組審議会 2026年6月10日

第608回番組審議会は、2026年6月10日にテレビ長崎本社で開催され、下記の番組について審議を行った。

審議議題番組 『長崎WOW!』
2026年4月17日(金) 19時00分~20時00分放送

出席委員(順不同・敬称略)

田崎 智博
内田 輝美
近久 宏志
吉井  剛
藤岡良規
河村 有教
北村 由香
樋口 聡子
以上 8名

欠席委員(順不同・敬称略)

なし

審議の概要

       
  • 地方局発のゴールデンタイムのバラエティという意欲的な挑戦として、地元に密着した視点で長崎の人や場所を取り上げる姿勢は高く評価できる。県内エリア限定の放送であっても、長崎県民が自分たちの地域を再発見できる番組の存在意義は大きい。
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  • 前半の「食堂いぶ」のパートは、店主の人柄・家族での経営・地域の常連客との関係が丁寧に取材されており、愛されるお店のリアルがよく伝わった。ドローン映像による式見の海の風景や、離島の瀬への出前シーンは「WOW!」と感じさせる印象的な映像だった。
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  • テロップが見やすく整理されており、MCと清水アナウンサーのパーカー衣装も色が統一されていて番組の雰囲気に合っていた。
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  • 後半の平和楼での大将とのやり取りは、個性的なキャラクターに助けられながらも楽しく見られる場面があった。今回の放送回は番組歴代の最高視聴率(個人9.2%)を記録しており、時間帯1位を獲得したことも事実として評価に値する。
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  • 「リアルな長崎をお届けする」「県民が主役」と謳っているにもかかわらず、長崎の素晴らしさが何であるかが番組を通じて伝わりにくかった。なぜそのお店・その場所を取り上げるのかという趣旨の説明が番組内で不足しており、各コーナーへの入り方が唐突に感じられた。
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  • 長崎県内への放送に限定されているにもかかわらず、県民にはある程度知られているネタが中心となっており、「驚き・発見」という番組タイトルの意図に対して既視感がある内容だった。「WOW!」と感じさせる場面をより意識した企画・構成の強化が望まれる。
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  • VTR中にワイプでMCの岡田さんが終始コメントし続ける演出が、取材対象者の発言やナレーションの聞き取りを妨げていた。ワイプは発言の要所のみに絞り、メインの音声を優先する編集上の工夫が必要である。
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  • 食堂店主が物価高の中で値上げを躊躇するという重みのある発言に対し、「お客さんファーストで優しい」という的外れなコメントで軽く受け流されてしまい、現場のリアルが伝わりにくくなる場面があった。
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  • 自局イベントである「春フェス」を「潜入」と表現していたほか、トークショーの中身を描かずに「無事終了」とだけ伝えるなど、イベントそのものの内容がほぼ紹介されなかった。
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  • ますだおかだのお二人による担々麺の食事場面は、長崎の発見や驚きとのつながりが薄く、放送コンテンツとしての必然性が感じられなかった。スペシャル回と通常回でコンセプトが乖離していることも番組の軸を見えにくくしている。
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  • 岡田さんが清水アナウンサーを終始呼び捨てにする場面が続き、お笑い同士の関係性とは異なる場面での呼び捨ては視聴者に違和感を与える可能性がある。関係性の前提が視聴者に伝わっていない状態での呼び捨ては慎重に扱うべきである。
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  • フィギュアスケートの真似など一部の演出が、地域密着バラエティというコンセプトに対して軽さや違和感を生む場面があった。笑いの量とテーマの深さのバランスをどう取るかが今後の課題である。
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  • 「地元の人が主役になれる番組」という方向性は地方局ならではの強みであり、引き続き真摯に取り組んでほしいとの期待が示された。
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  • YouTube等との差別化という観点では、手間・費用・クオリティをかけたテレビならではのコンテンツが求められており、「面白いもの」として成立させるための率直な検証と改善の継続が必要である。
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  • 岡田さんがロケ形式でより深く長崎の人・場所と絡む可能性について、前向きに検討してほしいとの提案があった。
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