第53回 長崎市 蛍茶屋~本河内 丸山権太左衛門の墓
毎週火曜は町歩きの達人・山口広助さんと行く「ひろすけじるし長崎遺産」♪今月は長崎の「人」シリーズとしてお送りしてきましたが今回は最終回!最強アスリートを紹介しました。スタートは蛍茶屋電停から!
蛍茶屋電停からすぐの道を進んでいくと長崎街道へとつながっていきます。
このあたりは市の指定史跡「一の瀬口」と呼ばれる場所。この橋は「一の瀬橋」で長崎街道を行き交う人たちが通った橋です。実はローマ字で「ICHINOSE BASHI」と表記してあり、日本語を読めない外国人のために彫られたそうです。
なぜ蛍茶屋という名前がついたのかというと、蛍の名所であったことから、そしてこのあたりに料亭があったことが由来したそうです。茶屋というのは料亭のことなんですね。
今は国道が通っているのでこの蛍茶屋地下歩道を通って長崎街道は続きます。長崎街道の脇に広がる本河内地区の共同墓地の階段を登って登って登って...ようやくたどり着いたのが今回の「人」のお墓です。
ここは第3代横綱、丸山権太左衛門さんのお墓。宮城県出身ですが、長崎の地で亡くなったためここにお墓がたてられたそうです。今は第73代横綱(令和3年5月時点)なので、70代も前の横綱。そんな人が長崎で眠っているなんて、知らなかった人も多いのではないでしょうか?
今回はこの丸山権太左衛門の墓を長崎遺産に認定します!今日でこの長崎の「人」シリーズは最終回でしたが、長崎に由来のある色々な方のお墓を巡り、同時に歴史や長崎の地形、文化などを勉強することができましたね~!次回からは新シリーズが始まります!
【おまけ】
道の途中にビワの木があり、ビワがたくさんなっていました!ちょっと小さめのビワですが、近くにはアジサイも咲いていて、季節を感じることができました♪
2022年05月31日更新