第76回 長崎市四郎ヶ島
毎週火曜は町歩きの達人・山口広助さんと行く「ひろすけじるし長崎遺産」♪年内の放送がラスト4回ということでカウントダウンしながらその数字にまつわる場所を巡っています。
今日やってきたのは長崎市神ノ島界わいです。
この場所は以前「皇后島(通称ねずみ島)」をご紹介したときに登場した伝説の神功皇后伝説がある場所で、神功皇后に由来して‟神ノ島"という名前がついたそうです。明治以降、教会などが建てられ日本の神様と西洋の神様が一緒にいらっしゃる、長崎らしい風景をみることができます。
さて、このあたりは江戸時代に長崎の街を守るため、大変重要な役割を果たしていたことを知っていますか?今日訪れる数字の「4」がつく場所も、防衛の場所なんです。それが...
神ノ島からつながっている「四郎ヶ島」!この四郎ヶ島は外国船から長崎を守るため、江戸時代に鍋島藩が私財を投じて作った台場(砲台などを置く場所)の跡で、今は国指定の重要文化財に指定されています。
島の周りは石垣が積まれ、まるでお城のようなので「城ヶ島」と呼ばれていて、それから転じて「四郎ヶ島」となったそうです。石垣に使われている石はもちろん当時からずっと残っているもの。どこか、長崎を守り続けているような雰囲気がありますね。
今回はこの四郎ヶ島を長崎遺産に認定!次回は島原市の「3」をご紹介します!
2022年11月29日更新