ホーム番組情報マルっと!ひろすけじるし 長崎遺産第96回 長崎人が知っているようで知らないシリーズ文化編① 長崎の桃文化

第96回 長崎人が知っているようで知らないシリーズ文化編① 長崎の桃文化

毎週火曜は町歩きの達人・山口広助さんと行く「ひろすけじるし長崎遺産」♪先月に引き続き「長崎人が知っているようで知らないシリーズ」をお送りしていきますよ~!今月は文化編ということで...

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やっぱり長崎の文化を知るには長崎歴史文化博物館でしょう!!復元された長崎奉行所など、江戸時代の雰囲気を味わうことができます。

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季節柄こいのぼりを発見!実は竹2本使って揚げているのが長崎の揚げ方だそう。こいのぼりは旧暦の5月、今でいう6月頃に揚げられていたので本来は梅雨時期。雨の中を登っていく、出世魚的な意味があったそうです。今では晴天に泳ぐ鯉のイメージが強いですが、雨の中を泳ぐ鯉こそ意味があるんですね~

さてさて5月5日は端午の節句。長崎のお祝い事に欠かせないものと言えば...「桃」!「桃カステラ」や「桃かまぼこ」など長崎には桃をモチーフにしたものが多くありますよね?ではその桃は一体どこからやってきたんでしょうか?

ちなみに...復元された長崎奉行所には鬼瓦ではなく「桃」の瓦が!

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鬼に比べると可愛い気がしますが...その役目をしっかり果たしているんです!

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長崎市鍛冶屋町にある崇福寺にその答えがありました!門から入ったところの石板に彫り込まれているのは...「桃」!

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桃は中国で仙人が持っている果物であり、不老長寿の意味や邪気を祓うなどの意味があるそうです!つまり鬼瓦ではなく桃があしらわれていたのも邪気を祓う役割があるから!

今では甘くておいしい!というなんとなく可愛いイメージの桃ですが、実は私たちを守ってくれていたんですね~!これからは桃カステラを食べる時、ご利益を感じながら食べることにします!

ということで今回は長崎の桃文化を長崎遺産に認定!次回は知られざる長崎のお墓文化に迫ります!

2023年05月02日更新
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