ホーム番組情報マルっと!ひろすけじるし 長崎遺産第97回 長崎人が知っているようで知らないシリーズ文化編② 長崎のお墓

第97回 長崎人が知っているようで知らないシリーズ文化編② 長崎のお墓

毎週火曜は町歩きの達人・山口広助さんと行く「ひろすけじるし長崎遺産」♪今月は長崎人が知っているようで知らないシリーズの文化編をお送りしています。やってきたのは長崎市寺町にある延命寺。

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この門は長崎奉行所から移築されたもので、奉行所とも深い関わりがあります。外国船の航海安全などを祈る場所として知られていたそうですよ~

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さぁここからは長崎とお墓のお話。長崎のお墓の文字は金色ですよね?でもそれって長崎だけのものなんです!さらにお墓に一緒に祭られる「土神」...一体土神とは!?その答えは長崎市館内町の唐人屋敷跡・土神堂にありました。

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唐人屋敷が開かれた頃、西側の老木の前に仙人が現れ「私を祭らないと福徳を得られない」と言ったそう。そこで祭られたのが福徳正神。福徳正神は土の神様ですが、地面があるから家を建てられる、地面があるから商売が出来るということで商売繁盛の神様としても知られるように。

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長崎のお墓に土神とあるのはこの福徳正神のこと。長崎の人は先祖を参りながら、同時に商売繁盛も祈っているということなんですね~!そして見て分かるように、全体が赤く塗られ、文字は金色で書かれています。これぞ長崎のお墓と同じ!中国で赤は縁起が良い色、金は豪華さ・贅沢の象徴を表します。長崎のお墓はこういった文化が反映されているんですね~

ということで今回は長崎のお墓文化を長崎遺産に認定します!次回は観光地でもお馴染みの眼鏡橋を紹介します!

2023年05月09日更新
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