第109回 そもそもシリーズ②オランダ坂
毎週火曜は町歩きの達人・山口広助さんと行く「ひろすけじるし長崎遺産」♪今月はそもそもシリーズをお送りしています!前回訪れた出島に続き、有名観光地・オランダ坂にやってきましたよ~!
オランダ坂=オランダの人が通った坂...というわけではないんです!当時の長崎人にとっては西洋の人はみ~んなオランダ人!ということでオランダ坂=外国の人が通った道というのが本来の意味なんですね~
オランダ坂には居留地が開かれ、学校や洋館が立ち並ぶようになりました。そこで道を歩きやすくするために敷かれたのが石畳。
実は石畳にはルールがあるって知っていますか?よく見ると斜めに敷かれている石畳。これは雨が降ったときに溝に向かって流れるようになっているんです!
溝も三角溝(V字側溝)になっています。これはV字の部分にゴミが溜まり、雨が降るとV字に溜まったゴミが綺麗に流されるという仕組み!しかし中には石畳の方程式にそぐわない部分も...?
なぜか斜めになったりまっすぐになったり...石畳の方程式に合ってない!!本来は斜めになっているのが正解だそうですが、敷き直した時に知らずにまっすぐしてしまった例もあるとかないとか...
とにかく、ただ通るだけではもったいない!色々な技術がロマンが詰め込まれたオランダ坂は長崎遺産間違いありません!
みなさんもぜひ近くに行った際には歩いてみてくださいね~
2023年08月08日更新