㉓霊丘神社(島原市)編
佐世保市在住の漫画家・大原由軌子さんが
「御朱印」を求めて県内あちこちをおさんぽする企画の23回目。
2022年3月23日(水)放送分は、島原市弁天町にある霊丘神社へ向かいました。
霊丘神社の場所は、島原鉄道・霊丘公園体育館駅の目の前です。
島原駅から向かう場合は、国道251号線を島原港方面へ徒歩で15分程の場所にあります。
神社のすぐ横には市民の憩いの場・霊丘公園があります。
そこで発見したのが大原さん思い出の遊具ナンバーワンだというロケット型の遊具。
今はなかなか見ることができないこちらの遊具。
真ん中の部分をおうちに見立てて友達と夢の世界を楽しんでいたんだとか...子供時代を思い出して大興奮の大原さんでした。
公園を抜けてすぐ見えてくるのが目的地の霊丘神社。
柱がずっしりと立派な二の鳥居をくぐってすぐ、大原さんも「オーラありすぎますね」と釘付けになったのがコチラ。
脚が長くて、小顔。まるでダンサーのような狛犬さん。全国的にも珍しい細身の狛犬は、1664年の創建からいるそう。
さらにこんなところにも狛犬が...!
階段の下にも狛犬がいました。
こちらは文献にも残っておらず、先代の宮司も気づかなかった超レアな狛犬だそう。狛犬マニアの方はぜひ実物を見て頂きたい!
そしてこの霊丘神社で最も注目して頂きたいのが徳川家の家紋でお馴染み・葵の御紋!
もともとこの霊丘神社は徳川家康公を奉る東照宮なんだそう。(九州ではこの霊丘神社と諏訪神社にある東照宮の2社のみ)
島原の乱の後、民心を鎮めるために当地を治めた高力氏が東照宮を勧請したことがはじまりで1883年に島原藩主・松平氏七代の霊と近隣の宗像神社、稲荷を合祀したことから現在の名称となりました。
葵の紋は葉脈によって種類が何十種類もあり、その中でも1番格が高い本葵を使えるのは東照宮だけなんです。
ということで御朱印にも輝く葵の御紋が...!これには大原さんも大興奮!
そして松平家の家紋である重ね扇。こちらには隠し文字が...実際に参拝をし、ご自身の目で確かめてくださいね!
戦争を終わらせ泰平の世を築いた家康公が奉られた霊丘神社。
ところどころに戦争の傷跡が残っていました。
こちらはアメリカ軍のグラマン戦闘機による機銃掃射の弾の跡が残った二の鳥居。このほか、お社にも傷が残っているそうです。
こういった戦争の傷跡を残し、後世に伝えていくことは大切な務めだと宮司はおっしゃっていました。
戦争が過去の話ではなく身近になったいま、平和というものは脆く、守ることの難しさと大切さを改めて強く感じた回でした。
大原さんのオリジナルイラストはこちら!!次回もお楽しみに。