2025年05月30日 11:55
長与・母親殺害事件で被告に懲役16年求刑 検察側は「確実に母親を殺害しようとした」
2024年9月、長与町の自宅で母親を包丁で複数回刺し、殺害した罪に問われている男の裁判員裁判が長崎地裁で始まりました。
殺人の罪に問われているのは西彼・長与町の無職 小西博己 被告(46)です。
起訴状によりますと、小西被告は2024年9月、自宅で当時75歳の母親の胸や背中などを刃渡り約18センチの包丁で複数回突き刺し、両側性気胸による呼吸不全で死亡させた罪に問われています。
長崎地裁で開かれた28日の初公判で小西被告は、「間違いないです」と起訴内容を認めました。
検察側は小西被告には精神障害があり、他人が触った後を念入りに掃除する様子などを、両親に改めるよう指示され殺意を持ったと指摘しました。
一方、弁護側は、犯行は母親に台所を汚されたことに腹を立てたためで、衝動的だったと説明しました。
29日は検察側の被告人質問などが行われます。