「秋月平和賞」に被爆者4団体が受賞　長年に渡る共同での活動を評価【長崎市】

被爆体験の継承や平和活動に功績があった個人や団体を表彰することしの「秋月平和賞」に、長崎被災協など長崎被爆者4団体が選ばれました。

核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会が会見を開き、ことしの秋月平和賞に「被爆者4団体」と呼ばれる長崎原爆被災者協議会、長崎原爆遺族会、県被爆者手帳友の会、そして県平和運動センター被爆者連絡協議会を選んだことを発表しました。

秋月平和賞は、被爆者の治療にあたった長崎の医師、秋月辰一郎さんをたたえて2008年に創設され、平和活動や被爆体験の継承に尽力した個人や団体を毎年表彰しています。

選定理由について委員会は長年に渡る共同での活動をあげています。

核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会 朝長万左男 委員長
「特に核廃絶に関する共同活動はメイン。これまで功績を表彰していなかった」

被爆者4団体は核兵器廃絶や戦争に反対する活動などに協力して取り組んできました。

こうした共同活動が核廃絶への国際世論の喚起に大きく寄与したことなども受賞の理由になっています。

授賞式は7月、開催する「ながさき平和大集会」で行われ、被爆者4団体によるフォーラムも予定されています。