ホームニュース「母と妻の介護負担が心身を追い詰めた」妻の首をビニールひもで絞め殺害の男に懲役3年 執行猶予4年

「母と妻の介護負担が心身を追い詰めた」妻の首をビニールひもで絞め殺害の男に懲役3年 執行猶予4年

2025年11月17日 18:34

2025年4月、妻の首をビニールひもで絞め殺害しようとした罪に問われていた男に、長崎地裁は17日、執行猶予が付いた有罪判決を言い渡しました。

殺人未遂の罪で有罪判決を受けたのは、大村市の無職 中尾和弘被告(71)です。

判決によりますと、中尾被告は2025年4月、大村市の実家で当時70歳の妻の首をビニールひもで絞めて殺害しようとしました。

17日の判決公判で太田寅彦裁判長は「強い殺意に基づく行為であったものの、介護の負担の大きさから被告人を追い詰めた」として、中尾被告に懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

弁護側は「妻の認知症が急激に悪化し、母親の介護もしていた被告の心身が追い詰められていた」などとして執行猶予付きの判決を求めていました。

中尾被告は控訴しない方針です。

この記事をシェアする Facebook X(旧:Twitter) LINE
FNNプライムオンライン
FNNビデオPost
Live News イット!
モッテレ
トップへ