ホームニュース13年ぶりに日本へ 対馬の仏像 韓国から日本に引き渡し【長崎県】

13年ぶりに日本へ 対馬の仏像 韓国から日本に引き渡し【長崎県】

2025年05月11日 13:48

2012年に対馬市の寺から盗まれ、韓国に持ち込まれた仏像が10日、日本側に引き渡されました。13年ぶりに対馬に戻ることになります。

長崎県の有形文化財 観世音菩薩坐像(かんぜおんぼさつざぞう)は10日午後、韓国中部 瑞山(ソサン)市の浮石寺(プソクジ)で日本側に引き渡されました。

引き渡しに先立って行われた法要には対馬市の観音寺(かんのんじ)の田中節孝 前住職も立ち会いました。

韓国メディアによりますと、浮石寺の関係者は法要で「これをきっかけに日韓関係がさらに発展できれば、仏像の返還もまた別の意味があるだろう」とあいさつしたということです。

2012年10月、窃盗団に盗まれた仏像は韓国に持ち込まれたあと、浮石寺側が所有権を主張して裁判を起こしました。しかし、韓国の最高裁は2023年、対馬の観音寺に所有権があると認めました。

仏像は11日午後、韓国の仁川国際空港から空路で福岡に運ばれました。12日におよそ13年ぶりに対馬の観音寺に戻り、法要が行われる予定です。

この記事をシェアする Facebook X(旧:Twitter) LINE
FNNプライムオンライン
FNNビデオPost
Live News イット!
モッテレ
トップへ