ホームニュースホタルを通じて命の尊さを考える 児童が卵を育て幼虫を川に返す「ホタル飼育」を続ける

ホタルを通じて命の尊さを考える 児童が卵を育て幼虫を川に返す「ホタル飼育」を続ける

2025年06月12日 18:55

ホタルの飼育を学校でしている長崎市の小学校で、10日、ホタルを通じて命の尊さを考える集会が開かれました。

長崎市の伊良林小学校では、昭和57年の長崎大水害の翌年からホタルの飼育を続けています。

集会は3年生と6年生の授業の一環(総合学習)です。

ホタル委員の発表 
「(水害で)亡くなられた人たちへの慰霊の気持ちを込めて、そして長崎大水害を次の世代の人たちに伝えていくために、ホタル委員会が作られホタルを育てる活動が始まったのです」

5月下旬には御手水川で親ボタルを採取。

卵が生まれ始めていて、校内で育て、秋には幼虫を川に返します。
 
校内の敷地にあるビオトープ=ホタル池にも試験的に幼虫を入れて3年目。

6日、メス1匹を確認しました。

伊良林小 初代ホタル担当 近藤 徳雄先生(現桜町小)
「亡くなった人のことを忘れないでほしいし、自然を大事にしてほしいという心を是非育ててほしい」

集会に参加した児童たちは、伊良林小学校でホタルを育てる意味を改めてかみしめながら最後に静かに黙とうを捧げ、命の尊さについて考えていました。

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