2025年08月18日 12:16
雲仙普賢岳で被災した車両の長期保存へ 火砕流惨事を後世に伝える 新たな組織で具体的な保存方法を検討
原爆投下の練習のため戦時中、日本に投下された模擬原爆「パンプキン」の破片が長崎県内で初めて公開されました。
五島市で公開されたのは、長崎に投下された原爆「ファットマン」と同じ形状、同じ重さで作られた模擬原爆の「パンプキン」です。
模擬原爆ながら強い殺傷能力があり、アメリカ軍が原爆の予行演習として18都府県に49発を投下し、約1600人の死傷者を出したといわれています。
公開された破片は1945年7月に福島県福島市に投下されたもので、被爆二世の野田隆喜さんが保管先の福島県の寺から借り受けました。
当時、福島で模擬原爆の投下を見たという92歳の戸澤盛一朗さんも、佐世保市から訪れました。
戸澤盛一朗さん(92)
「まがまがしいこの鋭さ。模擬爆弾でこれ」
参加者
「語り継いで。戦争は悪いことだという常識を。世界全部ではなくても日本だけでも広めたい」
県内での展示は今回が初めてで、今後は福島県が保存する予定だということです。