ホームニュース戦後80年に慰霊の行幸啓 「提灯奉迎」の準備進む 実行委は「平和への祈り込めて白い提灯で」

戦後80年に慰霊の行幸啓 「提灯奉迎」の準備進む 実行委は「平和への祈り込めて白い提灯で」

2025年09月10日 16:15

戦後80年にあたり、12日から天皇皇后両陛下と長女の愛子さまが長崎を訪問されるのに合わせ、お出迎えする行事「提灯奉迎」の準備が進められています。

沖縄や広島に続く「慰霊の旅」の締めくくりとなる長崎訪問。

ご一家の訪問を歓迎しようと、9月7日、長崎市上西山町の県神社庁では関係者が準備を進めていました。

白い提灯の中にろうそく代わりの電池灯を入れ、ひとつひとつ組み立てていきます。

「当日はこうやって、司会から右とか左とか」

6月に広島市でも行われた「提灯奉迎」。

宿泊先の近くに市民が集まり、提灯を上下左右に揺らして歓迎の気持ちを表します。

天皇皇后両陛下長崎県行幸啓奉迎実行委員会 森拓二郎 会長
「提灯奉迎は通例、紅白の提灯ですることも多いんですけれども、今年は沖縄も、また広島も被爆80年、終戦80年という慰霊の行幸啓の意味もございますので、平和への祈りも込めて白い提灯でお迎えするということにしております」

長崎市内で提灯奉迎が行われるのは1990年以来、35年ぶりです。

KTN記者
「県庁と県警本部にある広場から、お泊所のホテルに向かって提灯を掲げると、天皇皇后両陛下、そして愛子さまが同じように提灯を振って応えてくださるということです」

提灯奉迎は無料で参加でき、約5500人の来場を想定しています。

セレモニーは長崎市の県庁駐車場屋上広場で午後6時から始まり、県内出身の草野仁さんが司会を務め、長崎盆踊りや海上自衛隊佐世保音楽隊による演奏が披露されます。

両陛下と愛子さまの答礼は午後7時ごろの予定です。

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