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平和祈念式典への思い 台湾“総領事”陳処長に独自インタビュー

2026年08月03日 15:10

台北駐大阪経済文化弁事所福岡分処 陳 銘俊処長
「私は非常に長崎が大好き非常に深い感情を抱いている」

福岡市にある台湾の出先機関でいわゆる「総領事」を務める陳 銘俊処長。

「平戸にも教会を見に行ったし、五島の教会にも行った。長崎は今日も雨だったという歌は(台湾では)誰でも歌えるんですよ」

陳処長は2025年、李逸洋駐日代表とともに平和祈念式典に出席。

「長崎市長の“No more War”2度と戦争を繰り返さないようにと全世界に発信した。その時すごく感動した一方で、このノーモアウォーには台湾は含まれていないのだろうか」

長崎市は日本と正式な外交関係のない台湾を平和式典の「招請状」や開催の案内を送る対象に加えていません。

2025年、台湾側が初めて出席の意向を示したものの、用意されたのは各国の代表者が座るエリアではありませんでした。

一方、広島市は開催案内を台湾にも送っていて、同じ被爆地でも、判断が分かれています。

2026年はすでに5月に、陳処長が鈴木市長に書簡を送り、式典への出席が決定。

「広島は台湾を国としてではなく平和のメッセージを発信する場として考えている。(式典は)被爆の歴史を共有して平和への思いと誓いを分かち合う私は誠実な取り組みだと受け止めている」

年々、少なくなっていますが、台湾にも被爆者が住んでいます。

長崎市は年に1回医師を派遣していて、2025年度は5人の被爆者の健康相談を行いました。

中華民国としてかつて、NPT=核拡散防止条約にも署名した経緯が。

「台湾は核兵器を持っていない我々も被爆した国民でもあるし、平和への切望は、おそらく日本に負けないと私は思う。しかも台湾は政治的な理由で会議への参加もできない(国際条約に)署名する権利も奪われている」

そんな陳処長ですが、台湾を取り巻く情勢については厳しい表情を見せます。

「今、台湾はどこよりも戦争の、侵略の危険にさらされている。自分のためだけの安全、自分のためだけの平和は、平和ではない本当の平和への願いは、全世界の人類の共同の価値だと認識しておかなければならないと私は思う」

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