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299人が犠牲になった長崎大水害 43年目の被災地で慰霊祭 水害体験者の高齢化で継承が課題に

2025年07月23日 12:22

299人が犠牲となった長崎大水害から2025年の7月23日で43年です。

長崎市川平町では犠牲者を偲ぶ慰霊祭が営まれました。

午前10時に始まった慰霊祭には長崎市川平町自治会や市の職員など約20人が参列しました。

1982年7月23日、県南部を未曾有の豪雨が襲い、299人の命が失われました。

このうち、川平町自治会では近くの砂防ダム7基のうち3基が決壊し、34人が犠牲になりました。

前・川平町自治会長(当時会計)尾崎恒夫さん(85)(※「崎」は「たつさき」)
「(当時の住民は)災害が今まで起きた経験がないという人たちばかりですから、こういう大きな災害が起きるという認識がなかったんじゃないでしょうか」「(亡くなった人は)元気にしていれば色んな形で社会生活をしていただろうなという思いはありますね」

水害体験者の高齢化で継承が課題ですが、自治会では早めの避難を呼びかけるなど「自助活動」に取り組んでいるということです。

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