2025年09月08日 18:54
3年ぶりの皆既月食 五島でも赤銅色に染まった幻想的な姿を観測 次回は2026年3月3日
長崎の秋の大祭「長崎くんち」まで1カ月です。
2025年の踊町ゆかりの資料などを集めた企画展が、長崎歴史文化博物館で開かれています。
2024年、長崎市に寄贈された貴重なくんちの衣装も初めて展示されています。
こちらは踊町のひとつ、魚の町「川船」の船頭衣装です。
べっ甲の製造・販売を代々手がけていた江崎家の6代目江崎栄造さんが、141年前の1884年に着用したものです。
長崎県指定の無形文化財 「長崎刺繍」があしらわれ、龍の躍動感を感じます。
ほかにも船頭の垂れや道中着が長崎市に2024年に寄贈され、今回、初公開されました。
「くんち三九一年展」では、2025年の踊町ゆかりの資料や絵画、絵葉書など49点も展示されています。
長崎歴史文化博物館 学芸員 矢田 純子 さん
「こちらはくんち後日の様子を描いた屏風になるんですが、描かれた時代や作者はわかっていない。」
いまだ謎多き屏風。
オランダ人や中国人もくんちを楽しんでいる様子が描かれていることから、少なくとも外国人にくんちの見物が許可された1692年以降に描かれたものと見られています。
長崎歴史文化博物館 学芸員 矢田 純子 さん
「大画面だけあって手に取るように人の表情を見ることができるし、今のものと比べながら当時の様子を感じとってもらたら」
「くんち三九一年展」は、長崎歴史文化博物館で10月13日までです。