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長崎ー時津間の「南北幹線道路」で県市が用地買収など協定 災害時の代替道路としても期待高まる

2025年11月04日 18:37

長崎市と時津町を結ぶ長崎南北幹線道路の茂里町から滑石の区間について、県と市は用地買収などで連携する協定を結びました。

完成すれば災害時に代替となる道路としても期待されています。

県庁であった締結式には、大石知事と長崎市の鈴木市長が出席し、協定書を取り交わしました。

長崎市の茂里町から時津町を結ぶ南北幹線道路のうち、協定の対象は国から事業が認可された茂里町から滑石までの約5.3kmです。

県と市は、用地買収やトンネル工事の際の土砂の排出、それに松山町の陸上競技場の再整備について連携します。

大石賢吾 知事
「地元調整や用地交渉など課題も多くあるが、力を合わせることで円滑な進捗が得られるものと大いに期待する」

鈴木史朗 市長
「市民の暮らしだけではなく、命を守る重要な道路」

南北幹線道路とその先の西彼杵道路が完成すれば、西海市経由での長崎―佐世保間の移動が約40分短縮され(2011年末と比べ)、救急医療体制を強化できたり、災害時の代替路としても活用できたりするほか、物流の効率化も期待できます。

南北幹線道路の茂里町―滑石間の用地買収では、約300人(現時点)との交渉などが必要で、完成は2036年度の予定です。

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