ホームニュース「被爆90年はないだろうから最後の旅に」 東京の被爆者団体がピースツアー 若い世代も参加し想いを継承

「被爆90年はないだろうから最後の旅に」 東京の被爆者団体がピースツアー 若い世代も参加し想いを継承

2025年11月10日 18:02

被爆80年にあわせ東京の被爆者団体「東友会」が若い世代とともに原爆被害を学ぼうと、9日から長崎でピースツアーをしています。

長崎を訪れているのは東友会と東京都生協連の職員など38人です。

一行は9日、2泊3日の日程で長崎に入り、10日は山里小学校や浦上天主堂などを訪れました。

代表として慰霊碑に花を捧げたのは、2歳で被爆し、その後、この小学校に通った橋本春美さんです。

山里小学校出身 橋本春美さん(82)
「久しぶりに来ました」
 
このツアーは被爆者の想いを次の世代に継承しようと企画され、10月は約40人で広島を訪ねました。

長崎・稲佐町で被爆 小野口知子さん(82)
「勉強はやってきましたけど、現地に来ないとどの程度かということがわからないし」「本当にすさまじいものだと思いましたね」

東友会 家島昌志 代表理事 
「被爆90年はないだろうから、最後の旅になるだろうということで、参加者を募って、広島・長崎それぞれ(訪れた)」「核兵器廃絶へのワンステップになればいいと思っています」

被団協のノーベル平和賞受賞を機に、東友会では年間4、5件だった被爆講話の依頼が60件に急増しているということです。

11日は国の史跡・旧長崎医科大学門柱などを見学し帰途につく予定です。

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