2025年11月11日 15:30
最低賃金引き上げを受けて7割の企業「給与を引き上げる」現在、24社が最低賃金1031円を下回る
十八親和銀行の2025年度の中間決算は、貸出金の利息などが増えた一方、取引先の倒産に備える信用コストが増えたことなどから「増収減益」となりました。
十八親和銀行は10日、会見を開き、売り上げ高にあたる経常収益が530億円と、前年同時期と比べて20億円増え、4期連続の増収とする中間決算を発表しました。
本業のもうけを示すコア業務純益は127億円で、(前年比+21億円)金利の上昇を受け貸出金の利息が増えたことなどが増収の主な要因です。
一方、中間純利益は、取引先の業績を踏まえた信用コストが増えたことなどから、前の年から7億円減って89億円でした。
2期ぶりの減益となりましたが、年間の収益計画と比べると19億円増えています。
十八親和銀行 山川信彦 頭取
「(信用コストについては)構造的な問題も出てきているので予断を許さないと思っている。(取引先を)しっかり支えるための体制強化が必要」
十八銀行と親和銀行の合併から10月で5年を迎えていて、山川頭取は「地域経済の持続的な成長に向け取引先や地域の課題解決のため人財育成にさらに力を入れたい」としています。