【長崎原爆の日】 被爆から81年 平和祈念式典で「核兵器は絶対悪」全世界に向け訴え
長崎は9日、被爆から81年の「原爆の日」を迎えました。
被爆者の高齢化と世界情勢が緊迫する中、鈴木市長は平和祈念式典で「核兵器は絶対悪」と全世界に対し核兵器廃絶を強く訴えました。
長崎市の平和公園で開かれた平和祈念式典には、被爆者や遺族のほか、アメリカやロシアなど6つの核保有国を含む世界98カ国の代表や高市総理大臣などおよそ2600人が参列しました。
アイルランド キャサリン・オドノヴァン臨時代理大使
「アイルランドにとって核兵器廃絶に向けての取り組みは、外交政策の中で非常に重要な部分」
リトアニア アスタ・ハラダウスキエネ公館次席
「(私たちの目的は)核兵器のない世界を願う被爆者の夢と希望を実現すること」
「しかしこれを達成するには多くの時間を要するだろう」
式典では、この1年間に新たに死亡が確認された2773人の名前が記された原爆死没者名簿が奉安されました。
原爆がさく裂した午前11時2分に黙とうしたのち、鈴木市長は平和宣言で被爆者の故・吉田勝二さんの「平和の原点は、人間(ひと)の痛みがわかる心を持つこと」という言葉を引用したうえで、核軍縮に逆行する世界の動きに警鐘を鳴らしました。
平和宣言 長崎市 鈴木史朗市長
「核兵器は『必要悪』ではなく『絶対悪』であり、人類と核兵器は決して共存できない」
「平和への誓い」では被爆者代表の本村チヨ子さんが「人と人が分かり合うためには対話しかない」と訴えました。
平和への誓い 被爆者代表 本村チヨ子さん
「平和とは命を守ること。命とは何よりも優先されるべきもの」
稲佐山観光ホテルのスタッフ
「1年間かけて、客室に折り紙を入れてまして(宿泊客に)それを折っていただいて1年間平和を祈って(きた)」
「被爆者の方も亡くなっていく中で、私どもがどこまで伝えていけるかが課題なのかなと思っています」
参列したアメリカ人
Q:世界は平和だと思う?
「平和であってほしいと思うが、今の世界は平和だと到底思えない」
「出会うすべての人に親切に、優しくあることが大切だと思う」
茨城県から訪れた人
「原子力を扱う仕事に携わるが、「(原子力の)平和利用」ということで平和の気持ちを忘れずに扱っていきたい」






