ホームニュース長崎市スポーツ施設などの再整備で報告書 検討委員会は「平和を感じ、交流するゾーンも」

長崎市スポーツ施設などの再整備で報告書 検討委員会は「平和を感じ、交流するゾーンも」

2025年05月21日 18:31

高規格道路の建設に伴ってスポーツ施設の再配置をめぐり、長崎市の平和公園周辺の再整備について検討してきた委員会が報告書を取りまとめました。

検討委員会の西岡誠治 委員長は21日に長崎市の鈴木史朗市長に報告書を手渡しました。

学識経験者などでつくる委員会はスポーツ施設の再配置を含めた長崎市松山町の平和公園周辺の再整備について、2021年から検討を重ねてきました。

長崎市平和公園再整備基本計画検討委員会 西岡誠治 委員長
「平和を感じ、交流するゾーンとして(平和公園)西地区を見直していこう、と」「新たな玄関口として平和を伝える機能を向上させることも新たに織り込んだ」

市は高規格道路の建設に伴って、市民総合プールを市営陸上競技場に、市営陸上競技場を「中部下水処理場跡」に移す方針です。

委員の意見などを踏まえ、報告書には平和を実感するスポーツ環境をつくることや、陸上競技場のある旧駒場町の原爆被害を伝える場をつくることなどが盛り込まれています。

鈴木史朗 市長
「たくさん人が亡くなったという歴史が十分に知られていない」「全体の中でどういう風に祈り、平和への思いを共有できるようにするかそういうところも含めてしっかりと考えていきたい」

市は今後、再配置するスポーツ施設の規模や、整備する時期なども検討していきたいとしています。

この記事をシェアする Facebook X(旧:Twitter) LINE
FNNプライムオンライン
FNNビデオPost
Live News イット!
モッテレ
トップへ