「新米パパ」を対象に子育てレッスン 赤ちゃんにとって“パパの出番”を学ぶ【長崎市】
初めての子育ては分からないことだらけ、悩んだり、戸惑ったりした経験がある人も多いのではないでしょうか。
育児をする父親が増える中、新米パパを対象にした子育てレッスンが開かれました。
「膝の上に少しだけ足をのせて“低い低い”。パパの目線に上げて“低い低い”」「ここで大切なポイントは目をしっかり見てあげること」
5月17日、長崎市で開かれた新米パパを対象にした子育て講座です。
早速、人形相手にあやす練習をしてみますが…
「(速いテンポで)“低い低い”」「“低い低い”するときもなるべくは“低い低~い”ってゆっくり。ばっちりです」
社会環境が変わり、父親も子育てする機会が増える中、スキンシップの取り方を知ってほしいと、保育士歴10年で現在は「保育園・保育士アドバイザー」として活動するKASUMINさんが開きました。
生まれる前から一緒にいたママと違い、赤ちゃんにとってパパは「第三者」です。
まずは一緒にいる時間を増やし、安心できる存在と知ってもらうことが大切です。
講座
「パパと一緒にいることもちょっといいじゃん、楽しいじゃんと思えるきっかけをまずつくることが大切なんですね」
音楽に合わせてスキンシップをとる方法も。
「♪おさかなたくさんとれ~ろ、おさかなたくさんとれ~ろ」
ポイントは優しく触れること、生後1カ月から挑戦できます。
「上から下にやってあげると刺激がどんどん生まれます。はい。ぱくぱくぱく~」
赤ちゃんとのスキンシップは、2カ月ごろまでは優しく触れることから始め、“低い低い”は3カ月ごろから、“高い高い”などダイナミックな動きは5カ月ごろからと月齢に応じて広げていきます。
「(赤ちゃんは)ハイハイ、ずりばいができるようになると『パパ、パパ、パパ』と来たがります」「これ(パパの腕を)乗り越えてごらんっていうふうに、ここも運動機能が発達していくんです。乗り越えよう、乗り越えようと手を使って足を使ってってなると、腕を使う力だったり、足を使う力がどんどん発達の段階で必要になってくるので」
参加者(娘:1カ月半)
「娘が今、1カ月半なので、ダイレクトに知りたいというか、どうしたらいいんだと思っているときだったので、すごくありがたい機会だった」
参加者(娘:7カ月)
「ずりばいをし始めたので、早速きょう先生に教えてもらったパパの体をうまく乗り越えようというのを実際に子供にもやってみようと思いました」
初めての子育てではパパとママで子供へのアプローチの仕方が違い悩むケースもあります。
KASUMINさん
「家族との子育てについて話し合えるきっかけづくりになったらいいなと思って」「質の良いスキンシップのとり方だったり、自分の家庭ではこれができるというのを、うまく探していきながらやることが大切なんじゃないかと思います」
KASUMINさんは今後もパパとママを応援する講座を開きたいとしています。
0歳から3歳にかけては脳の発達が急速に進む時期で、脳の80パーセントが完成するといわれています。
この乳幼児期に思い切り遊ぶことで考える力、感じる・気づく力、動く・表現する力などが育っていきます。
特にパパとのコミュニケーションが多い赤ちゃんは自然と社会性が身についていきます。
スキンシップのポイントをいくつか教えていただきました。
話しかけるときは高い声で。
子供の耳は発達は未熟なので高い声のほうが反応しやすいといわれています。
普段の声よりも少し高めの優しいトーンの声で『〇〇ちゃん、おはよう』と話しかけてください。
スキンシップのタイミングは子供の機嫌がいいときで、そして吐き戻しを防ぐためにも食後30分以降がおすすめということです。
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