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大火砕流で旧校舎が焼失した大野木場小 「メモリアルデー」で噴火災害を語り継ぐ集会

2025年09月16日 17:25

いまから34年前、雲仙普賢岳の大火砕流で旧校舎が焼失した南島原市の大野木場小学校で、噴火災害を語り継ぐ集会が開かれました。

被災者 松崎和之さん
「川からあふれて出た土砂や石で、1階部分が埋まってしまった家です。実はこの家は私が子供のころから住んでいた家でした」

1991年に被災した当時の状況を語る男性の話に、子供たちは真剣に耳を傾けます。

大野木場小学校は旧校舎が焼失した9月15日を自然災害への防災意識を高めるメモリアルデーとしています。

この日は、5年生8人がフィールドワークを通して学んだ復興についてクイズや寸劇を交えながら発表しました。

子供
「(祖母や父から)家をなくしたこととか災害で大変だったことを聞いたことがあります」「まだ知らない人にメモリアルデーに来て知ってもらいたいです」

「いまの当たり前が、仮設校舎で過ごしているときに当たり前じゃなかったと聞いて、いまの当たり前をこれから大切にしていけたらいいなと思いました」

子供たちは後世に伝えることの大切さを心に刻んでいるようでした。

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