2025年09月16日 18:50
爆心地公園そばのエレベーター故障問題 市側は修繕規模など今年度とりまとめへ
2024年秋から故障したままになっている長崎市の爆心地公園近くのエレベーターについて、市は2025年度中にどのように修繕するか、取りまとめたいとの考えを16日の市議会で示しました。
このエレベーターは、長崎市の爆心地公園の脇と高台にある原爆資料館前の通路をつなぐもので、故障のため2024年11月末から使用ができなくなっています。
市は電動アシスト付き車いすを無料で貸し出し迂回路を設けていますが、被爆者からは「不便だ」との声も上がっています。
16日の長崎市議会では公明党の山本信幸議員がエレベーターの修繕計画について質問しました。
公明党 山本 信幸 議員
「原爆資料館とエレベーターは一体的なものですよ」「その一部が故障しているんだからそういう(平和)発信の拠点として修繕を進めていかないといけないと思います」
市はエレベーター全体の改修は費用も時間もかかることから、操作盤の取り換えなどで対応できないか調査していると答弁しました。
土木部 川原直樹 部長
「早期に事業開始を目指す強い気持ちを持って進めておりますので、最短のスケジュールとなるよう取り組んでまいりたい」
市は2025年度内にも修繕の規模や内容についてまとめたい考えです。