「あの世でお金に困らないように」金山 銀山を盛大に燃やしてお見送り 伝統の中国盆

華僑の伝統行事 中国盆は19日、最終日を迎えました。炎とにぎやかな音で先祖の霊を送りました。

長崎市の崇福寺です。毎年、旧暦の7月26日から3日間の中国盆はこの日が最終日。先祖を送り出そうと境内には大勢の人が集まりました。

爆竹の音とともに午後8時半すぎ、境内に火柱が上がります。先祖があの世でお金に困らないようにとお金に見立てた塔、金山 銀山（きんざん ぎんざん）を盛大に燃やし、フィナーレを迎えました。

訪れた人は
「近くでこんなイベントをしていると知らなくて。すごかった」
「中国の文化だと思うが、それがこの長崎で続いて継続してできているのがすごい」

勢いよく燃え上がる炎と爆竹の音の中、集まった人たちは先祖の霊を静かに見送っていました。