ホームニュース「即死していればましだったとも。そんなつらさを子供、孫にさせたくない」写真が語る被爆者の訴え

「即死していればましだったとも。そんなつらさを子供、孫にさせたくない」写真が語る被爆者の訴え

2025年09月28日 18:37

被爆者の真剣な表情を捉えた写真の展覧会が28日から始まりました。写真には立体感が感じられる特別な加工を施しています。

出島メッセ長崎で28日から始まった「被爆者の肖像ー80年の記憶」展です。

被爆から80年を迎えた2025年、平和と核兵器廃絶への思いを届けようと長崎と広島の被爆者52人の写真を展示しています。

特殊なシートに印刷されていて、写真には立体感があり、自分が見つめられているような迫力を感じます。

被爆者 竹下芙美さん(84)
「20歳過ぎから病気ばかりしている。その時に即死していれば、ましだったと時々思う。そういうつらさを子供、孫にさせないためにも核兵器は本当に怖いということを写真を通して世界に訴えたい」

被爆者 宮田隆さん(85)
「平和というものについて普段はあまり語らない。そういう場を増やしてもらえるのはありがたい」

展覧会は入場無料で10月5日までです。

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