2026年04月06日 18:30
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長崎大学病院は、従来の治療法では回復が難しい肝硬変の患者を対象にした世界初の「臨床研究」を始めました。
肝機能を再生する新たな治療法の確立を目指します。
長崎大学病院は6日に会見を開き、中等症の肝硬変の患者を対象に肝臓の再生医療の臨床研究を始めたと発表しました。
肝硬変は肝臓が硬くなり機能が低下する病気で、国内ではドナー不足や年齢制限などで移植を受けられない患者が多くいます。
長崎大学病院 肝胆膵(かんたんすい)・移植外科 江口 晋 教授
「肝硬変の患者に対して新たな治療選択肢を提案したいということです」
着目したのが、こちらの小さな細胞の源「CLiP(クリップ)細胞」です。
臨床研究では患者から採取した肝細胞に3種類の薬剤(低分子化合物)を加え、約90日かけて培養することで、肝細胞のもととなる「CLiP細胞」を作ります。
これを患者の肝臓に戻すと、肝臓を固くする原因となる「繊維」を減少させ、肝臓の再生を促してくれるとしています。
長崎大学病院 肝胆膵・移植外科 江口 晋 教授
「CLiP移植によってよくなるというのを、我々はエビデンスを積み重ねてきた」
「CLiP細胞」は患者自身の細胞から作るため、「移植後の拒絶反応が起きにくい」などのメリットがあります。
臨床研究は、今後2年かけて患者3人を対象に行う計画で、5年から10年後の実用化を目指しています。