2025年04月30日 18:27
はるかマーシャル諸島の海へ…マグロ漁など学ぶ高校生の「航海実習船」が出港【長崎市】
機関士や航海士など、海の仕事を目指す高校生たちがマグロ漁などを体験する航海実習のため、長崎を出港しました。
これから50日間の船での生活が始まります。
航海実習に出たのは長崎鶴洋高校の生徒や、福岡・山口の水産高校の専攻科の生徒35人です。
長崎市の柳埠頭で行われた出港式では、保護者や在校生など約200人が見送りました。
実習生は実習船「海友丸」に乗り込み、約6000キロ離れたマーシャル諸島の東海域でのマグロのはえ縄漁を行うほか、運航に関する技術を学びます。
50日間の船上生活に期待と不安が入り混じります。
長崎鶴洋高校3年 桑岡航希さん
「海出たら波が高いので、酔わないか緊張している。ゲームもできないのできついっス」
長崎鶴洋高校から乗船する唯一の女子生徒3年山口莉央さんの母・さやかさん
「やっぱり不安、女の子だし。経験できないことだから、しっかり頑張って成長して」「好きなごはんを作って待ってます」
船の保守・点検や操船など、船乗りの必要な技術を身に着けるだけでなく、食事作りなど共同生活でしか得られない体験もして、6月18日に長崎に戻る予定です。