ホームニュース「アメリカに正義はなかった」ベトナム戦争に2度従軍した元アメリカ兵「戦争の理不尽さ」語る 

「アメリカに正義はなかった」ベトナム戦争に2度従軍した元アメリカ兵「戦争の理不尽さ」語る 

2025年11月18日 19:00

ベトナム戦争に従軍した元アメリカ兵が、このほど長崎市内で戦争の理不尽さについて講演しました。

元米軍士官 ケム・ハンター さん
「敵のモラルを破壊し、敵の生活環境を破壊し、敵の環境そのものを破壊しようとした」

11月4日、長崎市で講演したのは、アメリカの海軍兵としてベトナム戦争に2度従軍したケム・ハンターさん(79)です。

ベトナム戦争では、アメリカ軍が猛毒なダイオキシンを含む大量の枯れ葉剤を使用し、生まれてきた赤ちゃんなどに健康被害が多発し、後遺症に苦しむ人がいまも多くいます。

元米軍士官 ケム・ハンター さん
「戦争の正義について話したい。敵に対して何らかの正義があるのなら、どんな判断基準で決まるのか」「ベトナム戦争には全くアメリカのしたことに正義はなかった」

市民
「嘘から戦争は始まる、正義のための戦争なんてないんだなと」

元米軍士官 ケム・ハンター さん
「(訪問で得た)情報をアメリカに持ち帰って、アメリカの人と日本の人を結ぶような新しい活動につなげたい」

ハンターさんは長崎のほか沖縄や東京、広島なども訪れ「戦争の正義」について疑問を呈しました。

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