ホームニュース有明海の干満差と石積みなど利用し伝統漁法...「水ノ浦のスクイ漁撈習俗」を県無形民俗文化財に指定 住民有志の継承活動や環境整備なども評価

有明海の干満差と石積みなど利用し伝統漁法...「水ノ浦のスクイ漁撈習俗」を県無形民俗文化財に指定 住民有志の継承活動や環境整備なども評価

2026年10月27日 18:53

有明海の干満差を利用して魚を捕る諫早市の「水ノ浦のスクイ漁撈習俗」が27日、新たに県の無形民俗文化財に指定されました。

これで県指定の文化財は402件、無形民俗文化財は25件となりました。

県の無形民俗文化財に指定されたのは、「水ノ浦のスクイ漁撈習俗」です。

諫早市高来町に残る伝統漁法で、干満の差が大きい有明海の特徴を生かし、潮が引いて石積みの内側に取り残された魚を獲ります。

水ノ浦のスクイは石積みの外周が約300m、高さは最も高いところで2.5mほどです。

魚が逃げないよう沖側に竹の柵を設けたり、陸側から沖に向かって徐々に高くなるように石を積んだりしています。

県内には、有明海沿岸を中心に100基以上あったとされますが、干拓事業や風水害で激減しました。

水ノ浦のスクイは保存状態が良く、所有者は今もここで漁をしています。

また、住民の有志が漁場の保存や活用のため環境整備をしたり、体験会を開いたりしていることも、「この地で培われた民俗技術を今に伝えるものとして価値が高い」と評価されています。

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