ホームニュース「エボラウィルス」など危険度高い病原体の搬入へ調整始まる 長崎大学のBSLー4施設について地元自治会に報告 搬入までに「1年ほどかかる場合も」

「エボラウィルス」など危険度高い病原体の搬入へ調整始まる 長崎大学のBSLー4施設について地元自治会に報告 搬入までに「1年ほどかかる場合も」

2026年11月02日 18:44

長崎大学は30日、危険度の高い病原体を研究する「BSL-4」施設にエボラウイルスなどを搬入するため、海外の研究機関との調整に入ったことを明らかにしました。

長崎大学 永安武 学長
「外国機関との間で搬入に向けた具体的な調整を進めることとした」「病原体搬入後は、名実ともにこのBSLー4は施設として本格稼働することになる」

長崎大学の永安武学長は10月30日、地域の住民などと意見を交わす地域連絡協議会で、ウイルスの受け入れについて報告しました。

受け入れを予定しているのは、エボラウイルスやラッサウイルスなど5種類の「特定一種病原体」です。

長崎大学のBSLー4施設は2025年、最も危険度の高い病原体を扱う施設として、国(厚労省)から指定を受けました。

大学は現在、毒性の弱いウイルスを用いて運搬する際の手順確認や研究員の習熟訓練を重ねていると説明。

地域住民からは、住民に寄り添った対応の継続や万全の対策を求める声などが聞かれました。

山里中央自治会長 道津靖子さん
「(情報を)オープンにする姿勢は住民側としてはありがたい」

平和町自治会長 宮崎長一郎さん
「この施設は何かあってから改善してもらったら困る施設」「最終的には研究する人だと思う。そこの管理をぜひお願いしたい」

ウイルスを搬入するには今後、国の内外の関係機関との調整や手続きに加え、国からの指定が必要です。

大学側は搬入までに「1年ほどかかる場合もある」との見通しを示していて、住民に丁寧に説明を重ねながら「適切な時期に搬入を進めたい」としています。

出席した委員からは、このところ、問題となっているサイバー攻撃への対策についても質問が出ました。

これに対し、大学は「施設は外部のシステムとはつながっていない」と説明しました。

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