島の別れに五色のテープ舞う　新天地へ向かう先生や友人に港でエール【長崎県五島市】

春は出会いと別れの季節です。

下五島の海の玄関口・福江港では島を離れる人たちを見送る五色のテープが春風に舞っています。

「転勤先でも頑張ってください」

「ありがとうね」

五島市の福江港ターミナルです。

春の異動に伴って毎年、この時期になると、児童や生徒、保護者がお世話になった教職員との別れを惜しむ姿が見られます。

教職員（佐々町の中学校へ）
「地元の人たちからもすごく支えられたので、これ、というよりは毎日毎日が本当に印象深い思い出ばっかりです」

教職員
「子供たち立派に成長して」「素直でいい子たちばっかりです。このまま育ってほしいです」

教職員（長与町の中学校へ）
「（教え子たちには）毎日楽しんで幸せになってほしいです」

出港の時間が近づくと岸壁にも多くの人が詰めかけます。

見送りエール
「そーれ！気張れ、気張れ！」

集まった人たちは五色のテープを手に船が見えなくなるまで、新天地へと向かう先生や友人にエールを送っていました。