2025年04月25日 17:03
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原爆に反対する「反原爆」の強い思いと被爆者の苦しみを詩につづった原爆詩人・福田須磨子。
彼女が亡くなった4月2日に毎年、開かれている集いが50回目を迎えました。
「福田須磨子忌の集い」は、須磨子が亡くなって2年後の1976年から長崎の証言の会や長崎被災協などが主催し開かれています。
長崎市の爆心地公園近くの詩碑の前に被爆者や高校生など40人が集まり、黙とうや献花をして須磨子をしのびました。
2024年、須磨子の詩は平和宣言に引用されました。
この平和宣言をきっかけに、初めて福田須磨子を知った愛媛県の向井隆二さんは集いに参加するため、妻や知人と長崎を訪れました。
向井隆二さん(69)
「(集いに参加したことは)平和のこととか、原爆のこととか、そういったことを伝える、という、私たちはもう高齢ですけれども、孫たちに伝えていくきっかけになると思います」
集いの最後に証言の会の大矢正人代表委員は「戦争につながるものは絶対、反対せねばならぬ」と須磨子が詩に込めた気持ちをつないでいきましょうと呼びかけました。