ホームニュース病院長は「悲痛の極み」 医療ヘリ墜落事故で患者など3人死亡 事故調査委が現地へ【長崎県対馬市】

病院長は「悲痛の極み」 医療ヘリ墜落事故で患者など3人死亡 事故調査委が現地へ【長崎県対馬市】

2025年04月07日 11:57

6日、対馬市から福岡市内の病院に向かっていた民間の医療搬送用のヘリコプターが海上で転覆した状態で発見され、患者の女性など3人が死亡しました。

TNC記者
「壱岐島沖の上空です。海の上に黄色いフロートが確認できます。その下には白い機体のヘリコプターが完全に転覆した状態であるのが分かります」

第7管区海上保安本部によりますと、6日午後1時半に対馬空港を離陸した医療搬送用ヘリが消息を絶ち、午後5時すぎに壱岐島から北東へ約27キロの海上に転覆しているのを巡視船が発見しました。

福岡市の福岡和白病院に向かっていたヘリには6人が搭乗していましたが、対馬市の患者のモトイシ・ミツコさん(86)、付き添いをしていた息子のカズヨシさん(68)、医師のアラカワ・ケイさん(34)が死亡しました。

男性機長・男性整備士・女性看護師の3人はフロートにしがみついたところを発見され、意識があり、福岡和白病院に搬送されました。

福岡和白病院 富永隆治 院長(6日夜)
「今回の事故は本当に悲痛の極みであります」「安全との説明を受けて私も実際に乗って『大丈夫だ』と判断したが、今考えたら甘かったかなと」

エス・ジー・シー佐賀航空 村田将一 安全推進室長
「(墜落の原因は)現在、全く分からない状況」

国土交通省の運輸安全委員会は7日に航空事故調査官2人を福岡和白病院などに派遣し、関係者から話を聞く方針です。

ヘリを運航していたエス・ジー・シー佐賀航空は2024年7月にもヘリが墜落し、2人が死亡する事故を起こしていました。

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