ホームニューススタジアムシティ建設現場の「俘虜収容所跡」 ジャパネット側が銘板設置の考え【長崎市】

スタジアムシティ建設現場の「俘虜収容所跡」 ジャパネット側が銘板設置の考え【長崎市】

2025年04月09日 18:24

長崎スタジアムシティの建設現場で見つかったものの、廃棄処分された俘虜収容所の遺構をめぐり、ジャパネット側は施設の敷地内に銘板を設置する考えを示しました。

KTN記者
「第14分所についての説明版は長崎スタジアムシティのスタジアムサウスにほど近い、こちらの場所に設置される方針です」

原爆で全壊した「福岡俘虜収容所第14分所」の基礎部分と見られる構造物などは、2022年、施設の建設中に見つかりました。

当時、ジャパネット側の問い合わせに市は「保存が必要な被爆遺構に当たらない」と判断し、構造物などはすべて廃棄されました。

市民団体は「外国人捕虜が原爆の犠牲になったことを物語る被爆遺構として保存、活用すべきだった」と主張しています。

9日、市と市民団体、ジャパネットの三者が集まり、ジャパネット側は敷地内に第14分所の説明板を設置する方針を示しました。

また市は「8月9日までの設置完了を目指す」とし、現在、スタジアムシティの外に仮設置されている説明板を「再利用」すると説明。

市民団体側は「使いまわしではなく、内容や写真のリニューアルを」と求めました。

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