ホームニュース黒い箱の包丁セットを新入生に…高校の「包丁授与式」で一人前の料理人へ決意【長崎市】

黒い箱の包丁セットを新入生に…高校の「包丁授与式」で一人前の料理人へ決意【長崎市】

2025年04月16日 18:29

包丁を一人ひとりが受け取り、プロの料理人になる決意を新たにしました。

16日に長崎市の長崎玉成高校で伝統の包丁授与式がありました。

学校のホールに集まった調理服を着た32人の新入生たち。

1人ひとりに黒い箱が手渡されます。

冨田大喜さん(1年)
「5本の庖丁が入った庖丁セットを頂きました」

箱の中に入っているのは真新しい出刃包丁や牛刀など。

長崎玉成高校は調理科がある長崎市内で唯一の高校です。

調理実習が始まるのを前に開かれたのは、伝統の庖丁授与式です。

式で生徒たちは立派な料理人を目指すことを改めて決意しました。

誓いの言葉 大庭星愛さん
「一人一人が刃物を研ぐように自分自身を磨き、どんな困難にも立ち向かう覚悟を持ち、調理技術だけでなく、心も成長させていきたい」

式では平安時代から続く儀式「庖丁式」も。

元々は五穀豊穣を願うものですが、16日は生徒たちの技術向上を願って教員が鯛を捌きました。

山村咲和さん
「オムライスの中のとろみを完璧に作りたい」

元山竜誠さん
「親に(料理が)美味しいと言われたことがうれしかった。もう一度言わせたいと思い、調理科に入った」

母・由紀さん
「色々なことを学んでやり遂げてほしい」

新入生たちは、まず庖丁の正しい研ぎ方から学び、3年後の調理師の資格取得を目指します。

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