ホームニュース「森のバター」アボカド産地化へ講習会 農地の荒廃に危機感「雑木林をアボカドの林に」【長崎県西海市】

「森のバター」アボカド産地化へ講習会 農地の荒廃に危機感「雑木林をアボカドの林に」【長崎県西海市】

2025年04月18日 13:35

森のバターとも呼ばれるアボカド。

その産地になることを目指そうと、西海市で17日に剪定作業などの講習会が開かれました。

星のような形をしているのがアボカドの花です。

西海市西海町の原口果樹園で開かれた講習会には地元のミカン農家など約50人が参加しました。

「アボカドは枝が弱い、枝が垂れ下がっていたら実がなりにくい」「枝が水平になったほうがなりやすい」

講習会は長崎アボカド普及協議会 西海市グループが開き、参加者は剪定や接ぎ木の仕方などを学びました。

内海綾さん
「うちも植えて5年目くらい、3メートルくらいの木があって切らなきゃなと思っていたので、こういう風に切ればいいと勉強になった」

岩崎大さん(※「崎」は「たつさき」)
「今後、温暖化でミカンとか他の作物もどうなるかわからないので」「まずはきちんと育てるような技術を身に着けてゆくゆくは産地化できて生きていければいいかな」

協議会は農家の高齢化などによって、使われなくなった耕作放棄地の活用策としてアボカドに着目。

栽培には比較的手間はかかりませんが、実が付くまで4年ほどかかるため、アボカドの産地化に向け、農家のサポートを続けています。

長崎アボカド普及協議会 西海市グループ 原口誠司 代表
「せっかく良い農地がありながら後継者不足、高齢化でどうしても荒地が増えている、そのままだったら、ただの雑木林になってしまう、雑木林じゃなくてアボカドの林になれば実がなるってなったら、それこそ素晴らしい将来が開ける」「早くこれを産品として、市内で独り立ちしてやっていけるように各々が技術を深め自信を持ってやってもらいたい」

協議会は今後も講習会を定期的に開き、ミカンやビワに続く第三の特産品を目指して育て方などの栽培技術を助言していくことにしています。

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