2025年04月25日 18:13
匿名・流動型犯罪=「トクリュウ」取り締まり強化へ対策会議 県内も1年で11億円超の被害【長崎】
町発注の公共工事の入札をめぐって、官製談合防止法違反などの疑いで再逮捕・送検された佐々町の古庄剛 町長ら3人を長崎地検は18日に起訴しました。
起訴されたのは佐々町長の古庄剛 被告(77)と佐々町の元会社員 山口情二 被告(62)、佐世保市の会社員 中島幹人 被告(68)です。
起訴状によりますと古庄被告は2024年6月、佐々町立図書館の照明LED化工事の指名競争入札で入札を前に、 最低制限価格に近い金額を山口被告に電話で伝え、中島被告が代表を務めていた建設会社に不正に落札させたとして官製談合防止法違反の罪に、また、3人とも公契約関係競売入札妨害の罪に問われています。
落札金額は2879万3千円で最低制限価格との差はわずか4600円でした。
古庄被告と山口被告は町の別の公共工事でも同様の手口で談合をした罪で、3月28日に起訴されています。
今回で2件目の起訴です。
弁護士によりますと古庄被告は町長の辞職の意向を示していて、4月下旬にも退職届を提出するとしています。