2025年04月25日 18:13
匿名・流動型犯罪=「トクリュウ」取り締まり強化へ対策会議 県内も1年で11億円超の被害【長崎】
長崎市が進めている原爆資料館の展示の更新について、市民団体が18日、市側に再度、審議会を開くことなどを求めました。
申し入れをしたのは世界に伝わる原爆展示を求める長崎市民の会です。
「長崎市民の会」は長崎市が更新を進める原爆資料館の展示について市側に再度、審議会を開くことや、展示内容の再考を求めています。
3月、市は基本設計の最終案を被爆者や有識者などでつくる原爆資料館の運営審議会で示しました。
委員から展示内容について様々な意見が出ましたが、市は展示内容の詳細は次の段階にあたる「実施設計」で決めると説明し、最終案は了承されています。
審議会で一部の委員から異論が出たことを踏まえ、「長崎市民の会」からは審議のあり方を問う声も上がりました。
そして、改めて原爆投下に至る歴史として戦時中の植民地支配など、日本の加害の側面の展示も充実させることなどを求めました。
世界に伝わる原爆展示を求める長崎市民の会 南輝久さん
「多くの人々が強制連行されて長崎県内の炭鉱や軍需工場で働かされて原爆に遭わなければいけなかったか、特に若い来館者にも理解しにくい。従来通りきちんと展示すべき」
市は改めて展示する内容や文言などは「実施設計の中で検討していく」とした上で、改選後の審議会においても引き続き丁寧に議論を重ねたいとしています。
次の運営審議会は長崎市議会6月定例会の後に開かれる予定です。