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ローマ教皇フランシスコ死去 長崎・広島訪問時に核兵器廃絶を訴え

2025年04月21日 18:19

バチカンは現地時間の21日、ローマ教皇フランシスコが死去したと発表しました。

教皇は、2019年に被爆地・長崎を訪れていて、関係者からは死を悼む声が上がっています。

ローマ教皇フランシスコは、1936年にアルゼンチンで生まれ、2013年、イエズス会出身として初めて教皇に就任しました。

2019年11月には、ローマ教皇として38年ぶりに被爆地・長崎と広島を訪問し、核兵器の廃絶を訴えました。

ローマ教皇フランシスコ
「核兵器は、今日の国際的また国家の安全保障への脅威から私たちを守ってくれるものではない、そう心に刻んでください」

長崎訪問にあわせローマ教皇に被爆瓦などを贈った被爆者の竹下芙美さんは、訃報に接し「残念だと思う」と話しました。

教皇は被爆瓦を手に「なんとむごいことだ」と述べたということで、竹下さんは「被爆者の気持ちを受け取ってもらえてよかった」とふり返りました。

2024年11月30日にローマ教皇に謁見した「禁教期のキリシタン研究会」の柿森和年さんは「ショックが大きい。謁見したときの凛とした様子を覚えている。『潜伏キリシタンの歴史は宝だから守ってほしい』と言葉をもらった通り、新たな気持ちで活動に取り組んでいきたい」とコメントしています。

教皇は、2月下旬から体調を崩し、入院していましたが、退院後は少しずつ公務を再開していて、死去の前日(20日)には復活祭のミサにあわせて姿を見せたばかりでした。

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