2025年04月25日 17:03
九州初!「ヒルトン」ブランドのホテルが中華街エリアに開業へ ビジネス利用などに対応【長崎市】
IT関連業界はいま、ニーズが高まっているものの人材確保が大きな課題です。
こうしたなか、県は産・学・官の連携でバングラデシュのIT人材を県内に呼び込もうと2024年度から受け入れ体制を整えています。
バングラデシュはインドの東側に位置する国で、経済成長率と出生率の高さから人口の約半分が29歳以下という若い国で、日本でいうと高度経済成長期にあたる状況です。
主要産業はアパレル産業ですが、政府は、今後ニーズが高まり“お金になる有望産業”としてIT分野の人材育成に力を入れています。
県は22日に県内企業にバングラデシュの人材を受け入れてもらおうと、実際に受け入れた企業や採用者の声を聞くセミナーを開きました。
セミナーには県内に拠点を置き、バングラデシュのIT人材採用を検討しているIT関連業界や建設業など30社が参加しました。
県が整えた「長崎県モデル」では、長崎大学が現地からの留学生を受け入れるほか、長崎市や佐世保市の事業者の場合、人材紹介手数料の一部を補助する制度もあります。
2024年度は県内にバングラデシュ人材3人が加わりました。
ディーソルNSP管理本部 鶴本謙一郎 取締役部長
「タンヴィルさんはプログラミングの経験をしていたので、最初からプロジェクトメンバーとして入った」「(いずれは)プロジェクトリーダーとしてやってほしい」
サジ・タンヴィル・アハメドさん
「毎日色々なものを習っているので面白い」「長崎の人たちは親切なので何も困ったことはない」
県は2025年度、バングラデシュから10人の受け入れを目標としていて、外国人材に関する相談窓口の開設も行います。